家族を愛するサラリーマン 兼 社会保険労務士の手帖

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私の病歴#1; 異常の発見から最初の入院

いつか自分の病歴をブログに書き残しておこうと思っていたのですが、なかなか書き出せずにいたので、今回の入院の空き時間を利用して、1つ目の記事を書こうと思います。

 

ただ、今までの病気に関するイベントごとを全て書くのは、かなりの時間が必要になると思うので、少しづつ書き溜めて、ぼちぼち更新していこうと思います。

 

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初めて自分の身体に異常があると分かったのが、新卒で入社する会社の雇入れ健康診断でした。

 

入社約3ヶ月前ぐらいに会社指定の病院でひと通りの検診を受けて、その結果を数週間後に受け取ったのですが、その結果で「肝機能に異常がある可能性があるので要精密検査」と診断されました。

この検診の結果では、採血検査の肝機能の数値(GOT、GPT等々)が、平常値の3〜4倍の数値になっていました。

 

要再検査ということだったので、当時住んでいた杉並区の自宅近くの病院を受診して、再度採血検査を受けましたが、また肝機能の異常という結果が出ました。

その病院の医師からは、更に詳しい検査をするには大学病院のような専門の病院を受診する必要があると言われたので、早速紹介状を携えて、西新宿の大学病院を受診しました。

この大学病院には、その後約7年ほどお世話になることになります。

 

この頃は、大学卒業間近(2月〜3月)で、大学の仲間と最後の大学生活を過ごしていたのですが、私は内心不安で心から楽しめていなかったと記憶しています。

ただ、4月からの就職が目前に迫っていて、新生活の準備や卒業前の大学でのイベントごとが続き、あまり深く考える時間もなく過ごしていました。

 

大学病院では、CT検査や採血等の検査を受けて、「原発性胆汁性肝硬変の疑い」と診断されました。

結局、私の病気は原発性胆汁性肝硬変ではなく、原発性硬化性胆管炎だと後で分かったのですが。

この時期の症状からは、何の病気か正確に判断するのは無理なのだろうと思います。

 

当時の私は当然この病気について知りませんでしたので、インターネットで病気について調べましたが(この時の主治医に病気について聞きましたが、分かりづらく、曖昧な情報しか得られませんでした)、この病気はいわゆる難病という事がすぐに分かり、終末的には肝硬変になり根本的な治療は肝臓の移植しかないという事も知り、とても気を落としました。

ただ、強くショックを受けて気力を無くしたというよりは、将来への不安をいつも抱えるようになりました。

この頃は、採血検査で肝機能は毎回良くありませんでしたが、私に自覚症状はなく、新入社員として仕事を覚えるので毎日いっぱいでした。

 

この頃、肝機能を良くする薬が処方されていましたが、何の薬を処方されていたか、今ではもう覚えていません。

その処方された薬を服用しても肝機能は一向に良くならず、数ヶ月が過ぎていきました。

 

その後、2週に1度受けていた採血検査で肝機能が悪化傾向という事が分かり、病気の診断を受けてから始めて入院する事になります。