家族を愛するサラリーマン 兼 社会保険労務士の手帖

サラリーマン 兼 社会保険労務士 / 2つの難病(PSC&UC)&肝移植 / 妻と子の3人暮らし / 家族で散歩が趣味

「頑張ってくださいね。」

今日の朝、同じ病室の横のベッドの患者さんがご退院されました。

 

「頑張ってくださいね。」

 

その患者さんが病室を出る時に、一言声をかけてもらいました。

1周間ほど同じ病室に入院していたのですが、結局、一言もお話しなかった患者さんです。

 

おそらく僕が臓器(肝臓)移植に進むことになり、気持ちの整理がつかず鬱々としているのを気にしていただいたのかもしれません。

(今週は涙腺が壊れてしまい、本当に何度病室で泣いたか分かりません。)

 

同室の患者さん同士というのは不思議な関係で、数日間同じ部屋で過ごすだけなのですが、どうしても看護師さんや医師とのお話が聞こえてしまい、お互いの病気や症状がわかってしまいます。

 

やはり入院している患者さんは体の異常があるために入院している訳ですから、自分のことが気になってしまい、独りよがりになってしまうことも当然あると思います。

特に大学病院のような高度な医療を提供する病院に入院する患者さんは、「人生の一大事」が起ったために入院する方がたくさんいるはずです。

 

ですが、今までの入院でも他の患者さんから、「頑張ってくださいね。」や「お若いんだから、必ず元気になってください。」といった優しい声をかけてもらったことが本当にたくさんあります。

 

知り合ってから数日間しか一緒にいない関係で、また、自分が病気で非常に苦しい時にも他者を気遣って生きることができる。

病気になってから、身の回りにはこういった優しさにあふれていることに気が付きました。

 

↓お見舞いに来てくださった、部長からいただいだお花です。

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