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高額療養費制度

高額療養費制度って、ご存知でしょうか。

 

保険関連のお仕事をされている方や医療従事者の方、または、この制度が適用になるような高額な医療費を実際にお支払いになった事がある方はご存知かも知れません。

ちなみに僕は、お恥ずかしいのですが自分自身が高額な医療費を支払うまで知りませんでした。

 

制度については、Wikipedia厚生労働省のサイトをご覧ください。

-- Wikipedia へのリンク --
"高額療養費"
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%A1%8D%E7%99%82%E9%A4%8A%E8%B2%BB
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
(最終更新 2015年9月1日 (火) 22:07)
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簡単に言うと、

健康保険の被保険者・被扶養者が医療機関を受診して医療費が高額になり、法律で定められた自己負担限度額を超えた場合、その超えた分の費用は被保険者・被扶養者が負担しなくても良くなる(正確には自己負担限度額を超えた額は、保険者から支給される)

という制度です。

 

世帯の所得区分や年齢によって、それぞれ自己負担限度額が定められています。

例えば、月収28万円以上53万円程度であれば、おおよそ8万円を超えると(実際の計算は、とてもとても細かいです!)、それ以上は保険者から支給される、といった感じです。

 

ただし、この制度は「限度額適用認定証」という認定書を、医療費の支払い前に各自加入している健康保険の保険者へ申請して入手しておかないと、一時的に各自の負担割合(ほとんどの方は3割)の費用を自己負担することになります。

で、自己負担限度額を超えた費用は、後から申請して支給を受けるか、人によっては特に申請しなくても組合けんぼ側で計算してくれて支給、という感じです。

 

普通の人は、3割負担でそんな高額になることは無いよ~、とか、3割なんだから一時的に3割全部を負担しても何も問題ないよ~と考えると思います。

通常の医療機関の外来受診では確かにそうだと思います。

 

ただ、この制度のお世話になるのは、ほぼ入院した時です。

 

僕も上に書いたように、預金もそれなりにあるし大丈夫、と思っていた時にいきなり入院になり、入院費がオドロキの額になって、ほぼ貯めておいたお金が無くなった時期がありました。

今までに最も高額だった時の入院費は70万円!で、その年は1年間に4~5回も入院したので、本当に入院でお金を使い果たしてしまいました。

僕の場合は、非常にまれな病気になり、急激に症状が出たことが原因でしたが。。。

 

今、僕は入院中に保険関連の資格の勉強をしているのですが、高額療養費制度に限らず、いろいろな不意の出来事をサポートして社会生活を送れるようにする様々な公的な制度があります。

 

”保険”や”不意の備え”というと、やはり民間の保険商品が最初に頭に浮かぶかも知れませんが、まずは公的な制度を知り、充分に活用した上で、プラスαで民間の保険商品でより充実したサポートを受ける、というように考えるべきなのかなと思います。