家族を愛するサラリーマン 兼 社会保険労務士の手帖

サラリーマン 兼 社会保険労務士 / 2つの難病(PSC&UC)&肝移植 / 妻と子の3人暮らし / 家族で散歩が趣味

食べ物へのこだわり

今日は免疫抑制剤の服用量が少し増えました。
毎日の採血検査の結果(免疫抑制剤血中濃度)で、服用量は頻繁に変わります。

妻からもらった大切な肝臓が僕の免疫機能でダメージを受けないように、免疫抑制剤でしっかりとコントロールしなければいけません。

僕は今のところ、自覚症状を起こすような免疫抑制剤の副作用はほとんどなく、薬の量が増えても何も変わりなく過ごせているのが、本当に幸いです。
ただ、感染症には十分すぎるくらい注意していきます。

また、今日の夕食前からインスリン注射が自分で打つタイプのものに変わりました。
初回なので、看護師さんに説明を受けながら注射してもらいました。

血糖値もしっかりと自己管理していきます!

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当然ですが、僕は入院してからずーっと病院食を食べ続けています。

どんな病院食が出されるかは患者さんの病気や受ける治療次第なので、いろいろな病院食の種類があります。
多くの患者さんは、「普通食」になります。

僕の場合は、移植手術後で潰瘍性大腸炎があるので、「加熱食」(すべて加熱済みで生のものはなし)で「潰瘍食」(魚と煮物中心で食物繊維は少なめ)です。

よく看護師さんや他の患者さんが、入院して治療を受けていると、好きな食べ物が食べられないのがストレスになると話をしています。
今日読み終えた、生体肝移植を受けた患者さんの体験記にも、好きな食べ物が食べられないストレスがいろいろと書いてありました。
(手術前日までレシピエントもドナーも飲酒していて、驚きましたが。)

僕はといえば、あまり食べ物にこだわりがなく、病院食が続いていてもほとんどストレスを感じません。
唯一、コーヒーは大好きです!

治療や症状悪化で絶食になっても、不思議と、「まあいいか」くらいにしか感じません。
それは、潰瘍性大腸炎の症状が最もひどかった時に、3週間近く絶食になった経験があるからかもしれません。
その時は、体重が48キロまで落ちてしまいました。

術後、第2ICUにいた頃に先生から、
「良くなれば何でも食べられるようになります!退院したら何が食べたいですか?」
と聞かれ、特に食べたいものが頭に浮かばず、
「えっ、ああ〜...妻と家族と一緒に食べられれば、それでいいです!」
と答えました。
妻と一緒に食べられれば、それで本当に心から幸せなのです。

ですが、これからは妻からもらった肝臓にたくさん栄養が届くように、ゆっくりとちゃんと味を意識して、食べ物にこだわって、食事を大切にしていきます!

☆また新しい本を読み始めました!
『覚悟の磨き方  超訳 吉田松陰』(編訳 池田貴将、サンクチュアリ出版、2013年)です。
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    この命をどう使い切るか。
    ついに志を立てる時がきた。

書き出しがカッコイイ!